DVDレンタルで観ました。(季節はずれやけど)面白かった。ほんと完成度高い。にっぽんの夏×サイバースペースの絡ませ方がうまいなあ。蚊帳の傍らで暗号解読。納戸でアバターファイト。甲子園の試合中継と地球の危機の並列。最終決戦はオンライン花札

登場人物がわらわらいるのも好きです。
勤務先を訊かれて、「ちょっと言えないト・コ」と応えるおっちゃんにときめきました。

ばあちゃんの部屋とカズマのいた納戸の本棚はじっくり見ると面白いんですよ(BRUTUS No.677参照)。

ついでにいっしょに『創生のアクエリオン』も借りてきてみました。
主題歌の、それも英語Ver.だけカラオケでよく歌っているのですが、まったく観たことなかったし日本語版も聴こうと思って。
とりあえず1・2話だけ観ました。前世云々の話は基本的に好みなので、たぶん続けて観たら面白いんだと思うんだけど、あのこっぱずかしいセリフはなんとかならんか。

『アバター』

1月に観にいくつもりがずれこんで、やっと観てきました。

公開からだいぶたつというのにマイカルシネマは満員だった。おかげで前から3列目の左翼しか席がなかったのです。この映画、ナヴィ語(現地語)の字幕は右端に出るので(ロードオブザリングのエルフ語みたいに)、この席からだとみづらくて、それがちょっとたいへんでした。

3Dはおもしろかった。というかむしろ3Dでこの映像を観ることがこの映画の価値だと思う。メガネの上にメガネって大丈夫か、と一瞬思ったけど大丈夫だった。時々ずれるけど。ストーリーは目新しくはないです。たぶんこの映画つまんないと思った人は話がつまんないと思ったのでは…。

翼竜に乗って飛ぶシーンが好きです。乗りたい! 夜に光る木とかくらげみたいな木の精とか、3Dだときれいで良い。 あと、パイロットの女の子がクールで好きでした。

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『泣かないと決めた日』

第一回目を観ました。
社内いぢめの話なので、当然ネガティヴ〜な感じなのは予想してたけど、これ観続けられるかな…と不安に思いました。が、最後のほう、何とか主人公が「強くやってく!」みたいになったのでほっとした。
杏ちゃんが黒い!こういう、華のある顔の人がにやりとするとけっこう怖いね。

『オフサイド・ガールズ』

みんぱく映画会」に参加してきました。
イランでは、女性はスタジアムに入れない。でもなんとか男装して入り込もうとする女たちと、それを逮捕する警備兵。社会問題を扱っていながらユーモアあり、実際のイラン−バーレーン戦をやってるスタジアムで撮影しちゃってるのがすごい。イランにこんな大きな競技場があるのがびっくりでした。10万人入れる!万博公園競技場が2万1千人なので5倍!
警備兵リーダーのお兄ちゃんが活力あふれる女たちにタジタジになってるのがなんともおもしろかった。(ミニバスの中でラジオが聞えるようにアンテナ直してあげたり。)実態はもっと過激なこともあるのかもしれないけど、この映画の範囲では、男の側も女をことさら抑圧しようとしているのではなくて、「社会通念上…」みたいな面が強いみたいに感じた。(「女に下品な言葉は聞かせられない」というフレーズ。)
実際、気弱な男もいれば、気丈な女もいるわけで、男/女で区切ることに全然意味が無いとはいわないけどもっと柔軟になっていい。それは日本でも同じ。

ぼやき

いろいろ読みたい本があるけど、時間が圧倒的に足りない。
そんなに早く&大量に読めないので、消化不良で積読が増える。世の中の本好きさんは読むスピードが半端ないですね。上には上がいる…とげんなりすることもしばしば。焦ってもしゃあないけども。
だからといって一週間ひきこもって読書ができるかと言われれば、絶対に無理です。やっぱり読書にはモチベーションが必要で、それを喚起してくれるのは人に会うことだったり街に出ることだったりするから。仕事してて会った人に薦められて読む本も少なくない。感想を話したり聞いたりできないとつまらないし…。
そのへんのバランスを、うまくとれるようになりたい。

『誰がため』

デンマークのナチ占領時代が舞台の映画。

デンマーク、ってふだんあまりかかわりのない国なので予備知識も無く観ました。でも結論としては、デンマークである必然性はあまり無かったと思う。それは否定的な意味ではなくて、国や時代が違っても同じようなことが起こりうる、という普遍的なことを描いた映画だと思ったからです。

フラメンとシトロン。この物語の主人公たちは、国のため、あるいは家族のために闘ったのかもしれない。いま日本は平和だが、こういう選択を迫られたときに、闘うのであれば、「自分のため」にだと思う。国の誇りを守るのも、家族を生き延びさせるのも、自分のためだ。誰かのために闘うなんて、結局自分中心的な物言いのような気がしてしまうから、どうせならはっきり自分のためだと言えばいい。自分自身の生死とは関係なく、それは言えることだと思う。

俳優さんはふたりともハリウッド映画にも出てるらしい。フラメン役トゥーレ・リントハート:ちょっとクセのある感じの顔?もうちょっと年取ったら味が出そう。ディカプリオみたいに。シトロン役マッツ・ミケルセン:渋い感じ。『シャネル&ストラヴィンスキー』にも出演とか。時代ものは合いそう。