読んでる途中

このところ目下『銀英伝』にはまっています。

巻が進むにつれて、帝国側がすごい優等生集団に見えてきました。いつ破綻するのかはらはらします。そしてラインハルトがかわいくてしかたないよ!初心でユーモアのセンスがなくてまっすぐで若いので…。
でもいちばんの贔屓はロイエンタール。このひとも違った意味で真面目〜なひと。両親に冷たく当たられたのはほんと気の毒なんだけれども、自分を殺しに来た女に母親の話をするとか、もう完璧に(マイナス方向での)マザコンです。ラインハルトをすごく尊敬してるのに、完璧でいてほしくて彼の弱さを目にすると反抗心がむくむく…とか、ときどき自分を制御しきれなくて、お酒を呑んだら親友にはポロっと本音を言っちゃうとか、翌日不器用にそれをフォローするとか。歪んでるという自覚はあるけど、どうしようもなくてブレーキの利かない危うさ。金銀妖瞳の外見ともあいまって怪しい匂いがぷんぷんするところ。そんなとこが魅力。彼主人公でも一篇できるよね。ミッターマイヤーだとあまり広がらなさそうだけど。

同盟側はまんま創竜伝に引き継がれてる感があるなあ。ヤン:始、フレデリカ:茉莉、シェーンコップ:続、ポプラン:終、ユリアン:余でどうですか。ポプランの女気を食い気に変換して(笑)