The SilverMetalLover
タニス・リー『銀色の恋人』(早川文庫)
ヒト×ロボットの恋愛物。かなりおもしろかった!
日本のラノベ的な物語とは雰囲気がやっぱりちょっと違って、欧米のファンタジーってみんなそうなのかはわからないけど、私の感覚からすると、けっこう大胆で積極的な気がします。友人関係もわりとシビア。でも文句なくロマンチック。
表紙のイラストは主人公のふたり、ジェーンもシルヴァーもかわいいんですが、これの原書(英語版)の表紙を検索したらですね、シルヴァーがわりとがっしりしたかんじのイメージで、ギャップにぎょっとしました…。
「いつの日か、わたしたちはだれでも(中略)みんなロボットに近いものになるのだろうから」(424ページ)
ああこれってまさにサイボーグ宣言!
→http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Cyborg_Com.(えいちてぃーえむえる)